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2002年度(第80期)各委員会からの報告:技術委員会

委員長: 藤井孝蔵(宇宙研)
幹 事: 新美智秀(名大)
幹 事: 平原裕行(埼玉大)

技術委員会は,学術・表彰WG(主査:池川昌弘(北大),幹事:谷口信行(東大)),講演会WG(主査:福西 祐(東北大),幹事:小川隆申(成蹊大)),講習会WG(主査:姫野龍太郎(理研),幹事:山本誠(東理大))の各WGに分かれ,計40名の委員の皆さんと活動して参りました.以下,簡単な報告をいたします

1) 学術表彰WG(主たる任務は,各種の表彰候補者の選定.)

  • 論文賞8件,奨励賞5件(研究4,技術1)を候補として学会賞候補を学会に送付
  • 油空圧機器技術振興財団「論文賞」1件を推薦
  • 22名のフェローを推薦
  • 部門賞候補者の推薦
    • フェロー候補者の選定作業に関しては,明確な選定基準による推薦はほぼ終わり,選定基準の再検討が必要な状況になりつつある.大学や国研,企業の窓口に,推薦依頼を行うことなどを,検討する必要があることなどの意見が出された.

2) 講演会WG(主たる任務は,次年度の年次大会の企画・遂行と部門講演会への協力.)

  • 2002年度は,日韓流体工学会議(名古屋)で実施した.
  • 2003年度年次大会の企画を行った.
  • 2003年度部門講演会を関西で実施し,2004年度は九州で実施することを確認した.
    • シニア会員の部門講演会への参加を増やすような方策を検討することの必要性,年次大会における実行委員会と講演会WGの担当事項の明確化,「匠の技術」賞の実施と推進に関する検討などが問題点として提出された.

3) 講習会WG(主たる任務は,79期WGで企画された案を遂行と,81期企画案の作成.)

  • 第80期(2002年度)に,講習会を3件(PCクラスタと流体のための並列化プログラミング,流体力学基礎講座,流体・粒子混相流入門)実施した.その結果,121万円の黒字となった.
  • 第81期(2003年度)開催に向けて6件(PCクラスタと流体のための並列化プログラミング,流体力学基礎講座,CFDトークイン,EFDトークイン,再生可能エネルギー,混相流入門)を企画した.
    • 様々な形態での講習会の実施を企画するにあたって学会の規則に拘束されることがある.これに関しては学会の柔軟な対応が望まれる.また,早期に良いテーマでの企画立案が肝要である.集客力を考慮した参加費の設定も必要であるなどの課題が出された.

1. 学術表彰WG活動報告

主 査: 池川 昌弘(北大)
幹 事: 谷口 伸行(東大)
委 員: 小尾 晋之介(慶應大),岡村 共由(日立インダストリイズ),辻本良信(阪大),浦西 和夫(電業社),古川 雅人(九大),後藤 彰(荏原総研),田中和博(九工大)蔦原 道久(神戸大),中林功一(名工大),佐野正利(千葉工大),望月修(東洋大),山本悟(東北大)

1-1 技術委員会において,WGの第1回会合(4/16)

  • 前期WGからの申し送り事項などをもとに,WGの年間活動計画の打ち合わせ.
  • 主に,メールで情報交換による活動を申し合わせ.

1-2 5月20日,今期WGの活動予定を作成し,WG委員に送付

<活動スケジュール>
1)学会賞関連
  7月初旬~8月末.9月初旬部門長へ推薦
2)フェロー推薦
  7月初旬~7月末
3)油空圧機器技術振興財団「論文賞」関連
  11月.
4)部門賞関連

1-3 具体的な活動

(1)フェロー候補者の推薦に関して

  • 7月中旬,候補者案作成7月末, 8月初旬に学会に推薦書を送付
  • 推薦書の詳細記入の依頼とこれらを取り纏めた後,第二次選考(10月中旬)のため書類提出.

(2)学会賞推薦

  • 7月初旬,運営委員および,WG委員に,学会賞(論文賞,技術賞,奨励賞)の推薦をメールにて依頼.9月初旬,論文賞8件,奨励賞5件(研究4,技術1)を候補として学会賞候補を学会に送付.

(3) 油空圧機器技術振興財団「論文賞」

  • 2002年11月中旬候補論文1編の推薦を提案.

(5) 部門賞の推薦に関して

  • 11月中旬,部門賞の公募広告を機械学会誌に掲載依頼提出.公募締め切り日を,例年より1週間遅く,2月7日とした.6人の候補推薦を頂き候補推薦について討議した.

1-4 次年度のWGへの申し送り事項

  • フェロー候補者の選定作業に関しては,明確な選定基準による推薦はほぼ終わり,選定基準の設定など,困難な状態になりつつある.大学や国研,企業の窓口に,推薦依頼を行うことなどを,検討する必要がある.また,推薦書には,本人でなければ記入が困難な項目がある.従来,第一次の推薦時には,候補者にそのことを知らさずにいたが,今後は,それを改める必要がある.

2.講演会WG活動報告

主 査: 福西祐(東北大)
幹 事: 小川隆申 (成蹊大)
委 員: 大林 茂(東北大),小野 謙二(東大),酒井康彦(名大),瀬戸口俊明(佐賀大),高比良裕之(大阪府大),富山 明男(神戸大),新関良樹(東芝), 福富純一郎(徳島大),花崎秀史(東北大),三宅俊也(神戸製鋼),山本 勉(富士電機)

2‐1 WG委員会開催状況

● 第1回講演会WG委員会

日時:4月16日
場所:日本機械学会会議室(第1回技術委員会開催時に開催)

● 第2回講演会WG委員会

日時:9月27日
場所:東京大学工学部7号館71号講義室

2-2 WG作業内容

(1)WGタスクの確認

前年度よりの引継事項の説明と次年度(2003年度)実施予定の講演会企画(2003年次大会と流体工学部門講演会(関西))の確認.

(2)第81期年次大会での企画分担の決定

基調講演,WS企画,OS企画,技術レポート,フォーラム,講演表彰,その他.

(3)第80期年次大会で行わなければいけない事項の確認

2002年度の部門表彰を年次大会で開催
年次大会の懇親会という場で一部門の表彰を行うのは無理があるので,部門同好会を開催してそこで表彰することにした.

(4)2002年日韓流体工学会議関連事項

第5回日韓流体工学会議における優秀講演表彰"Best Presentation Awards"を実施
審査対象は35歳未満の講演者とした.審査方法を決定,受賞者を日韓それぞれ3名とし,副賞を図書券1万円分とすることを提案.審査結果の集計作業を行い受賞者を決定した.

2-3 第81期年次大会企画

(1) OSの募集と決定.

(2)基調講演3件(うち1件は熱工学部門と合同),ワークショップ3件,先端技術フォーラム2件,新技術リポート1件について企画した.

(3)技術レポートの代替案の検討
- 代替案として「匠の技術」賞を企画した.

2-4 2002年度以降の日韓流体工学・熱工学会議における日本側議長決定方法の検討

日韓流体工学・熱工学会議の共同開催に関して,今後の議長の決定方法の部門案を検討し,これを運営委員会に提出した.

2-5 検討事項・引継ぎ事項など

(1) シニア会員の部門講演会への参加を増やすような方策を検討

これについては今後継続して検討する必要がある.

(2) 年次大会における実行委員会と講演会WGの担当事項の明確化

来年度から実行委員会の数名に講演会WGに入ってもらうことで対処する.

(3) 「匠の技術」賞の実施


3. 講習会WG活動報告

主 査: 姫野龍太郎(理研)
幹 事: 山本誠(東京理大)
委 員: 飯田明由(工学院大),坂本和之(石川島播磨),重藤 博司(東陶),能見基彦(荏原),三神 史彦(千葉大),伊藤嘉晃(理研), 野田重穂(富士通),宮地 英生(ケイ・ジー・ティー)

3-1 委員会開催状況

第1回 4月16日 日本機械学会会議室
第2回 9月12日 日本機械学会会議室
第3回 3月19日 日本機械学会会議室

■3-2 講習会の実施状況

 講習会の開催状況は以下のとおりである.括弧内は,/参加人数/業務委託費/収支(予算)

  • PCクラスタと流体のための並列化プログラミング
    • 理化学研究所(埼玉県和光市),5月9日(木),10日(金)
      (31名(30名)/166,568/399,290(52,000))
  • 流体・粒子混相流入門
    • 大阪工業大学(大阪府大阪市),9月5日(木),6日(金),7日(土)
      (31名(140名)/270,140/615,980(1,201,000))
  • 流体力学基礎講座
    • 工学院大学,2002年9月12日(木),13日(金)
      (60名(80名)/132,028/219,132 (182,465))

■3-3 第81期講習会企画状況

 以下の講習会が企画中である.

  • PCクラスタ上で行う流体解析
    (2003年6月中旬の2日間,同志社大学知能情報センター)
  • CFD大学1週間留学コース ~忙しい社会人のための「使えるCFD」講座
    (2003年9,10,11,12,2004年1月の5回,
    未来科学館,東大IML,理化学研究所,航空宇宙技術研究所,飯綱高原)
  • 実験流体力学 ~流体実験・計測の基礎
    (2003年12月11日,12日,日本機械学会会議室)
  • 再生可能エネルギー ~風力発電の現状と課題 
    (2004年1月16日,日本機械学会会議室)
  • 流体力学基礎講座 
    (2003年9月12日,13日,工学院大学)

■3-4 第81期WGへの引継ぎ事項

  • 早めに良いテーマでの企画が必要.
  • 他学会との協賛に関して,様々な形態での講習会の開催などに関して,学会の規程が拘束となる場合がある.学会の柔軟な対応が求められる.
  • 無理せず参加者を集められる企画が望ましい.講師の旅費などの検討も必要.集客を考慮した参加費の設定も必要.
更新日:2002.3.31