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2012年度(第90期)各委員会からの報告:技術委員会 編修・企画WG

●委員構成

委員長
山本 誠(東京理科大学)
幹事
関下 信正(豊橋技術科学大学)
委員
伊藤 慎一郎(工学院大学)佐藤 渉(株式会社IHI)岡本 秀伸(株式会社荏原製作所)久保 貴(名城大学)小林  克年(株式会社日立製作所)光石 暁彦(豊橋技術科学大学)森 英男(九州大学)山田 俊輔(防衛大学校)横田 和彦(青山学院大学)

WGの会合・審議手段

年次大会(金沢大)の会期中に会合を行い(2012年9月10日12:00-13:00金沢大学自然科学系図書館棟G11会議室)、その他はメール審議によって進めた。

●学会誌(201210月号)の特集号

・テーマを募集、とりまとめて「ここまで来た 流れの制御」で提出した(2011年8月)
・本企画が2012年10月号分として採用された(2012年2月)
・企画小委員会を組織した(2012年3月)
・企画小委員会で企画案をとりまとめて、会誌編修委員会に提出した(2012年3月)
・企画小委員会で企画案を作成し、執筆依頼をした(8月10日原稿〆切)
・企画小委員会メンバーによって査読が終了した(9月7日)
・日本機械学会誌10月号に掲載された

企画小委員会メンバー:
主査:後藤 彰   株式会社荏原製作所 理事
幹事:深潟 康二  慶應義塾大学 理工学部機械工学科 准教授
委員:河合 理文  株式会社IHI 基盤技術研究所解析技術部 主幹研究員
委員:関下 信正  豊橋技術科学大学 機械システム工学系エネルギー変換工学講座 准教授
委員:齊藤 修   株式会社IHI 生産技術センター加工技術部 部長(会誌編修委員)

企画趣旨:
流れの制御は、機械装置の高機能化とエネルギー有効利用の鍵となる技術であり、本特集では抵抗低減、剥離制御、伝熱/混合促進、騒音低減などを目的とする流れの制御技術の最近の動向(基盤技術および応用事例)を分かりやすくレビューする。

企画ページ数:40ページ 

目次:
-巻頭言-
「ここまで来た 流れの制御」特集号発刊に際して
執筆者:後藤 彰(荏原製作所)、深潟康二(慶應義塾大学)
―随想―
課題解決型研究開発としての流れ制御への挑戦
執筆者:笠木伸英(東京大学)
―総説―
流れの制御手法の分類
執筆者:深潟康二(慶應義塾大学)
―解説―
マイクロバブルを用いた摩擦抵抗低減
執筆者:村井祐一(北海道大学)
プラズマアクチュエータを用いた剥離制御 
執筆者:松野 隆(鳥取大学)
生物の脈動原理を適用した円管内流の摩擦抵抗低減技術
執筆者:岩本 薫(東京農工大学)
-事例紹介―
新幹線の騒音低減技術の開発
執筆者:栗田 健(東日本旅客鉄道)
ら旋溝付管による伝熱促進 
執筆者:佐々木直栄(日本大学)
インクジェットプリンタにおける流れのための計測・シミュレーション
執筆者:渡辺秀則・新庄克彦(キヤノン)
医療機器における流れの制御-遠心血液ポンプの開発と評価-
執筆者:山根隆志(神戸大学)
自動車の高速直進安定性と車体周りの流れの制御
執筆者:農沢隆秀(マツダ(株))

●学会誌の機械工学年鑑

・年鑑(2013年8月号)について、2012年9月頃に事務局から部門長に依頼があった。
・過去の持ち回り実績より、北陸信越支部から取りまとめ役を選出することを決定(2012年5月29日委員長・幹事会)し、木村 繁男先生(金沢大学)から承諾を得た。2013年4月26日に原稿締切である。

混相流           佐藤恵一(金沢工大)
流れの可視化       藤沢延行(新潟大学)
流体機械          川口清司(富山大)
噴流・後流・物体周り  木綿隆弘(金沢大)
非ニュートン流体     鳴海敬倫(新潟大)
多孔質体          木村繁男(金沢大)

<参考>   中国四国支部 ⇒ 北陸信越支部 ⇒ 関東支部 ⇒ 東北支部 ⇒ 九州支部
⇒ 東海支部 ⇒ 北海道支部 ⇒ 関西支部 ⇒ 中国四国支部

●学会誌(20137月号)の特集号

・テーマを募集、「流体でない流れ」で提出した。
・本企画が2013年7月号分として掲載されることが決まった。
・企画小委員会を組織し(2012年10月, 添付資料①))、原稿依頼済みであり、2013年5月10日原稿締切りである。

 

日本機械学会 会誌 2013年7月特集号
特集テーマ:「流体ではない流れ」

2012年12月25日
流体工学部門

1)状況報告
・流体工学部門にて,企画を担当することが決定された.
・部門編集・企画WG委員会において,特集号の企画小委員会の設置準備中.
主査:山本誠(東京理科大学)
幹事:関下信正(豊橋技術科学大学)
委員:元祐昌廣(東京理科大学)
   山田俊輔(防衛大学)
2)企画概要
空気や水のような流体ではないものの流動現象について、学生や一般人を対象と想定して平易に解説する。流体力学が関係しそうもない意外な分野においても、流体力学の知識が活用できることを理解し、また流れに興味を持ってもらうことを目的とする。

3)記事および著者案(まだ内諾は取っていない)
(0)巻頭言 関下信正(豊橋技術科学大学)
(1)人の流れ 吉村忍(東京大学)
(2)車の流れ 杉山雄規(名古屋大学)
(3)砂の流れ 田中敏嗣(大阪大学)
(4)雪の流れ 持田灯(東北大学)
(5)土砂の流れ 水野秀明(筑波大学)
(6)マントルの流れ 亀山真典(愛媛大学)
(7)星の流れ 松田卓也(元神戸大学)
(8)お金の流れ 枇々木規雄(慶應義塾大学)
4)スケジュール
2012年10月:会誌編修部会で企画承認
2013年1月16日:会誌編修部会にて、最終目次案提出
提出内容:企画小委員会組織,企画テーマ,企画趣旨,記事案を確定させたうえで,執筆者候補に内諾をとっておく.ただし,会誌編修部会の意見によっては,執筆者変更,記事内容変更もあり得るので,弾力的に対応できる形とする.
2013年1月下旬:執筆依頼(事務局より)
2013年5月10日:原稿締切(入稿)
2013年7月5日:発行

●学会誌のトピックス委員

・2012年度は、関下信正准教授(豊橋技科大)、深谷征史研究院(日立製作所)が担当する。
・2013年度の本委員については、2013年2月中旬に依頼がある予定で、2名程度を推薦する。

●和文論文集の活性化として、和文論文集の特集号

・2010年度WGの結論として、和文論文集の活性化案として特集号を3ヶ月に1回くらいの割合で出すことが決まった。2011年度のWGから実際に依頼を行なっている。
・以下の企画を依頼して内諾を得ている。
①流体関連振動・騒音      加藤千幸(東大), 飯田明由(豊橋技科大)
②複雑流体             蝶野成臣(高知工科大)
③生物・生態に関する流れ    望月 修(東洋大)
④ナノスケールの熱流動現象  徳増 崇(東北大)
・上記以外で、従来のOS等の実績から候補となっているテーマは以下の通りである。
1) キャビテーションおよびマイクロバブル(伊藤幸雄、祖山 均)
2) 流体機械の諸問題(渡邉 聡、船崎健一、松井 純)
3) 先端的熱流体計測法(平原裕行)
4) 非ニュートン流体の流動現象(高橋 勉、鈴木 洋、岩田修一)
・なお、特集号を企画して実際に掲載されるまで1年から1年半くらいかかる。また、実施に当たっての編修委員会との調整も必要に応じて行う。

●ロードマップ

昨年度までの技術ロードマップである「風車」を取りやめ、新たに「流体計測」をテーマとして企画進行する。昨年度末の時点で、取りまとめを能見基彦氏(荏原製作所)、榊原潤准教授(筑波大)にお願いし、活動いただいた。また、本件の継続については第6回委員長・幹事会(2013年3月14日)で承認された。

●JSME研究協力事業委員会所属RC分科会研究テーマの募集

・マルチフィジックスCFDをテーマにした分科会の立ち上げを検討した。

更新日:2013.4.22