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2014年度(第92期)各委員会からの報告:広報委員会

委員長:早水庸隆(米子高専)
幹 事:塚原隆裕(東京理科大学)
武内秀樹(高知高専)

【年間活動報告】

  1. 広報委員会の開催
    計4回の広報委員会を開催した.
    ・第1回広報委員会
    日時:2014年5月15日(木)15:00~17:00
    場所:東北大学東京分室(東京)
    ・第2回広報委員会
    日時:2014年8月25日(月)15:00~17:00
    場所:東北大学流体科学研究所(仙台)
    ・第3回広報委員会
    日時:2014年10月10日(金)15:00~17:00
    場所:高知工業高等専門学校(高知)
    ・第4回広報委員会(実施予定)
    日時:2015年3月27日(金)15:00~17:00
    場所:米子コンベンションセンター(米子)
  2. 年間活動内容

    流体工学部門の様々な活動をHP上に公開し,以下の通り流体工学部門の活動を実施した.

    ・「ニュースレター」
    昨期から新規の企画立ち上げを行ったニュースレター『流れ』については,「2014年度年次大会」というテーマで11月に5件,12月に6件,「流体工学部門講演会」というテーマで2月に8件の記事を掲載した.従来のニュースレター『流れ』は,技術及び学術的なテーマを取り扱っていたが,昨期から部門講演会や関連フォーラムなどの話題を中心に提供し,部門の活動を広く一般に公開するだけでなく,講演会等に参加出来なかった部門会員にメリットのある情報発信となる改革を行った.発行したニュースレターの内訳は以下の通りである.(敬称略)

    ・11月号「2014年度年次大会(1)」 5件

    • 高風速域における大気・海洋間の運動量,熱および物質輸送
      小森悟(京都大学)
    • EFDワークショップ:流れ場計測の誤差,不確かさ評価,ノイズ対策
      石川仁(東京理科大学)
    • タービンブレードの空力性能改善に向けた剥離流れ検出技術の課題
      瀬川武彦,湯木泰親 (産業技術総合研究所)
    • 高速気流のPIV計測と不確かさ
      小池俊輔(JAXA)
    • 空気流計測における誤差要因と注意点
      寺島修(名古屋大学)

    ・12月号「2014年度年次大会(2)」 6件

    • 高クヌッセン数流れ(希薄気体流からマイクロ気体流れへ)
      新美智秀(名古屋大学)
    • ワークショップ:先端熱流体計測の計算との連携を含む新展開
      早瀬敏幸(東北大学)
    • 荷電ナノ粒子流の計測(イオン電流とトンネル電流)
      土井謙太郎,川野聡恭(大阪大学)
    • 空力音源探査のためのファン表面圧力変動計測技術の開発
      飯田明由(豊橋技科大)
    • プロセス・トモグラフィー法による血液循環流路内の血栓検出の可能性
      Sapkota Achyut,布施拓士(千葉大学),丸山修(産業技術総合研究所),
      武居昌宏(千葉大学)
    • 最近の先端熱流体計測における高速度カメラの利用について
      桑原譲二(株式会社フォトロン)

    ・2月号「流体工学部門講演会」 8件

    • 航空機産業とJAXAにおける流体関連の研究活動
      中橋和博(宇宙航空研究開発機構)
    • マルチ円形衝突噴流の干渉が形成する3次元流動構造
      市川賀康(東京理科大学)
    • ひも状ミセル水溶液のステップせん断におけるバンディングと流動特性の関係
      伊藤雅利(長岡技術科学大学大学院)
    • 壁乱流における正弦波状リブレットが渦の移流に与える影響
      笹森萌奈美,守裕也,岩本薫,村田章(東京農工大学)
    • ストリークカメラを用いた水中ストリーマの高時間分解解析
      藤田英理 (東北大学)
    • デコンボリューションを用いたディジタルホログラフィ粒子計測とその応用
      淺井裕斗,村田滋,田中洋介(京都工芸繊維大学)
    • 私の夢コン体験記
      明石恵実(北海道大学)
    • アクア流夢(リウム)館長日誌
      斎藤大地,佐藤伴音(北海道大学)

    ・「今この論文/技術/研究開発が熱い!」 2件
    他方,研究や技術開発の最前線を紹介する場として,昨期から『今この論文/技術/研究開発が熱い!』というトピックをホームページ上に立ち上げ,流体工学部門の学術表彰委員会の推薦と広報委員会内でのレビューを基に,基礎学術分野だけでなく産業分野も含めて流体工学分野におけるホットな話題を提供する場として今期は10月に2件の記事を掲載した.発行した内訳は以下の通りである.

    10月掲載

    • マイクロ流体デバイス内で起こる反応の収率予測法と並列接続デバイスによる増産の実証
      富樫盛典,浅野由花子,遠藤喜重((株)日立製作所)
    • 流体力学に基づく脳動脈治療用カバードステントの塞栓性能の定量評価と設計最適化
      田地川 勉(関西大学),西 正吾(札幌東徳洲会病院),
      中山泰秀(国立循環器病研究センター )

    ・「社会貢献と学術普及活動」

    • 一般社会への貢献と学術普及活動の一環として,『楽しい流れの実験教室』をホームページで公開している.今期(2014年4月~2015年2月)は,新規実験テーマを計21件掲載した.
    • (1)講習会・講演会等の情報公開および講習会資料ダウンロード提供(2)機械学会関連のイベントへの「イベントカレンダー」の随時更新(3)委員会組織の紹介(4)流体工学関連新刊紹介(5)人事公募情報の紹介(6)部門英文ジャーナルの紹介(7)流れの夢コンテスト等の流体工学部門独自で行っている活動の紹介(8)分科会,研究会の紹介をホームページ上で発信し,学術および技術成果の公表と普及活動に貢献した.
    • 2014年10月25日に富山大学(五福キャンパス)にて流体工学部門講演会と併設する形で「第13回流れの夢コンテスト」を開催し,合計9チームの参加があった.審査の結果,最優秀賞:「シャボンアート~不安定な芸術~」(北海道大学),一樹賞:「アクア流夢」(北海道大学),優秀賞:「タッチ流体」(富山大学)となった.これら受賞作品以外にもすばらしい作品が数多くあり,コンテストは盛況であったと言える.

    ・「英文ページ強化」
    さらに,今期は英文ホームページの強化も重点的に行った.流体工学部門のホームページにつながる扉を世界に広げて,世界的に訪問者を拡大し,その訪問者をつなぎ止めるための魅力的なコンテンツの充実化を実施することにより,戦略的に会員数の拡大と広報活動の活発化を図った.具体的には『楽しい流れの実験』の英文化を行い,今期は23テーマの実験を英文化し,これまでに公開した36テーマの実験動画に英文テロップも追加した.また,これらの実験の動画はYouTubeを利用して全世界に配信しホームページへの門戸を広げた.また,ニュースレターをはじめとして,『今この論文/技術/研究開発が熱い!』や部門英文ジャーナルの紹介を英文ページでも行うことにより,魅力あるコンテンツの拡大を行った.その結果,2014年4月~2015年2月の期間で部門ホームページに訪問したアクセス数は96,230件であり,前年比で17%増加した.特に,国外からのアクセス数に限れば58%(前年度比)の増加となった.

【インフォメーションML】

JSME-infoを通じて,講演会,講習会,人事公募,HP更新などの情報を適宜配信した.
JSME-infoの配信数:109件(H26.4.1以降,H27.3.3現在)で内訳は以下の通り.
シンポジウム・研究会・講演会    56件
講習会    26件
人事公募   13件
その他(賞,論文,ニュースレターなど)     14件
※内,63件は他部門より配信依頼

更新日:2016.3.4