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2014年度(第92期)各委員会からの報告:技術委員会 講習会WG

1.WG構成

主査 渡部正夫(北海道大),幹事 山口浩樹(名古屋大)
再任委員(第92期講習会の実施を担当)
   長津雄一郎(東京農工大),守裕也(東京農工大),関谷直樹(日大),
   高石武久(宇宙航空研究開発機構),塚本和寛(日立)
(計算力学技術者認定試験対策講習会担当)
   岩本 薫(東京農工大),深潟康二(慶應義塾大)
新任委員(主に第93期講習会の実施を担当)
   高橋裕介(北海道大),田川義之(東京農工大),
   焼野藍子(宇宙航空研究開発機構),鈴木康方(日大)淺海典男(IHI)

2.WG活動実績

第1回 2014年05月26日(火) 12:00~14:00 豊洲IHIビル,第1回委員長幹事会前
第2回 2014年08月22日(水) 12:40~13:40 日本大学,講習会「実験流体力学」開催中
第3回 2014年10月25日(土) 12:15~13:15 富山大学,流体工学部門講演会開催中
第4回 2015年03月17日(火) 13:00~14:00 日本機械学会,第6回委員長幹事会前

3.2014年度開催の講習会

  1. 流体力学基礎講座 -基礎学理から数値流体力学・流体計測の基礎と実例まで-,No.14-52(長津委員担当)
  2. CFDの基礎とノウハウ,No.14-49(守委員担当)
  3. 実験流体力学 流体計測の基礎,No.14-78(関谷委員担当)
  4. 流体騒音,No.14-74(高石委員担当)
  5. 流体現象のポスト処理 ~特徴物理量の抽出~,No.14-133(塚本委員・淺海委員担当)
  6. 計算力学技術者(CAE技術者)資格認定試験対策講習会,(岩本委員,深潟委員担当)
    関東地区、関西地区の2回実施

4.2015年度講習会準備状況

  1. 乱流モデルをいかに使うか,No.15-33(高橋委員担当)
    開催日:2015年5月29日(金)
    会 場:日本機械学会 会議室
    趣 旨:「京」を始めとした,近年の計算機環境の大幅な発展と実用的なツールの整備から,数値流体力学(CFD)的手法は製品の設計開発において大きな役割を担いつつあります.しかし,CFDにおける乱流モデルは,流れ場予測に大きく影響する重要な物理モデルの1つでありますが,どのような問題に対してどのような乱流モデルを用いるかが適切であるか判断するのは簡単ではありません.本講習会では,CFDと乱流モデルを用いて第一線で活躍する4名の講師をお招きし,代表的なモデルの特性や適用範囲,利点・欠点や,モデル使用上の注意・失敗事例についてお話しいただきます.本講習会は,企業でCFDを扱う業務に従事している技術者や学部・大学院の学生の方々を対象としております.多数のみなさまの参加をお待ちしております.
    09:20~09:30 挨拶・諸説明
    北海道大学・高橋裕介委員
    09:30~11:00 回転流と浮力流における乱流モデル    
    名古屋工業大学・服部博文先生
    11:00~11:10 休憩
    11:10~12:40 ターボ機械における乱流モデル      
    東京理科大学・山本誠先生
    12:40~14:00 昼休み
    14:00~15:30 自動車周りの非定常空気力解析      
    北海道大学・坪倉誠先生
    15:30~15:45 休憩
    15:45~17:15 乱流モデルの選択における注意点について 
    九州大学・安倍賢一先生
    定 員:60名程度
    聴講料:会員21,000円,会員外31,000円,
       学生員/大学院生の会員(正員)6,000円,一般学生8, 000円

  2. 流体力学基礎講座 -基礎学理から数値流体力学・流体計測の基礎と実例まで-,(長津委員担当)
    開催日:2015年6月18日(木),19日(金)
    会 場:東京大学生産技術研究所
    趣 旨:流体力学は、機械・航空・土木・船舶・建築・化学工学などの工学分野、また物理・気象・海洋・天文などの理学分野、さらに医学・生物学・農学分野で広く利用されています。本講座では、ベルヌーイの定理、ナビエ・ストークス方程式など流体力学の基礎学理から、流体力学の実験・計測技術や数値計算の基礎・実例までを、2日間で偏りなく幅広く習得できるよう配慮しています。本講座は流体力学の基礎講座であり、上記の流体力学が関わる全ての分野で、これまでに流体力学を学んでこなかった、もしくは再度学び直したい、あるいは十分に習得できていないが業務や研究で流体力学を必要としている、大学学部生、大学院生、社会人のすべての方を対象に、流体力学の基礎から応用の初歩に至るまでを効率的に習得したいとお考えの方の参加をお待ちしております。
    第1日:6月18日(木)
    09:20~09:30 挨拶
       東京農工大学・長津雄一郎委員
    09:30~10:50 流体の性質一般,圧力,粘性力,無次元数,浮力,揚力,抗力
       工学院大学・伊藤慎一郎先生
    11:00~12:20 ベルヌーイの式,運動量の法則
       工学院大学・伊藤慎一郎先生
    12:20~12:30 質問コーナー
    12:30~13:30 昼休み
    13:30~15:00 流体計測の基礎から流速測定,流体力の算出
       豊橋技科大学・飯田明由先生
    15:10~16:30 流体の非定常挙動の解析と計測実例紹介                                 豊橋技科大学・飯田明由先生
    16:30~16:50 質問コーナー
    2日目:6 月19日(金)
    09:30~10:50 連続の式・流体の加速度・オイラーの運動方程式
       工学院大学・伊藤慎一郎先生
    11:00~12:20 ナビエ・ストークス方程式・拡散方程式・レイノルズ数の導出
       工学院大学・伊藤慎一郎先生
    12:20~12:30 質問コーナー
    12:30~13:30 昼休み
    13:30~15:00 流体力学シミュレーションのための基礎
       東京理科大学・山本誠先生
    15:10~16:30 数値解析の方法と実例紹介
       東京理科大学・山本誠先生
    16:30~16:50 質問コーナー
    定 員:90名程度
    聴講料:会員16,000円,会員外26,000円,
       学生員/大学院生の会員(正員)6,000円,一般学生9,000円

  3. CFDの基礎とノウハウ,(焼野委員担当)
    開催日:2015年7月7日(火)
    会 場:東京大学生産技術研究所
    趣 旨:商用コードの台頭に例を見るように,CFDは設計や予備試験のツールとして有効に用いられるようになっています.このような状況にも関わらず,CFDには普遍的な手法が確立しておらず,様々な離散化法・スキーム・物理モデルの中から,着目している現象に対する適切な選択が必要です.ところが,一般ユーザにとってこの選択は非常に困難であり,商用コードを用いて信頼性の高い解を得るには委託に頼らざるを得ない現状を招いているのではないでしょうか.さらに,研究者ですら応用分野への適用において,所有しているソフトウェア資産等に縛られて常に適切な選択をしているとは限りません.本講習会は代表的な計算手法の適合性を簡潔に説明することによって,計算対象に適した手法の選択に指針を与えるものです.商用コードをすでに導入されている方,これから導入を考えている方,また,CFDコードの作成に取り組む研究者・学生に対して,随時,有用な知識・ノウハウを供給していきたいと考えております.
    09:20~09:30 挨拶・諸説明   JAXA・焼野藍子委員
    09:30~11:00 流れの本質の理解と解析の基礎    東京大学・加藤千幸先生
    11:10~12:40 離散化手法とスキームの基礎と選択法
       宇宙航空研究開発機構・嶋英志先生
    12:40~13:40 CFDベンダーによる展示(昼休み,予定)
    13:40~15:10 自由界面流れの解法   東京大学・高木周先生
    15:20~16:50 物理モデルの基礎と選択法   東京理科大学・山本誠先生
    16:50~17:20 CFDベンダーによるショート・プレゼンテーション(予定)
    定 員:80名程度
    聴講料:会員16,000円,会員外26,000円,
       学生員/大学院生の会員(正員)6,000円,一般学生9, 000円.

  4. 実験流体力学 流体計測の基礎,(鈴木委員担当)
    開催日:2015年8月(予定)
    会 場:日本大学理工学部 駿河台キャンパス
    趣 旨:シミュレーション技術の発達により様々な流体現象が明らかになってきています.しかし,今もなお自動車や航空機などの輸送機の空力特性の改善や騒音の抑制,ポンプや送風機などの流体機械の性能向上,さらには橋梁などの耐風設計など様々な分野で実験流体力学が必要であり,流体現象の実証には欠かせません.しかしながら,個々の分野に特化した指導者に指導を受けることはできても,幅広い実験手法の知識を持ち,正しく的確に実験を行える技術者になるための学びの機会は多くはありません.今回の講習会では,流体計測の基礎に重点を置き,基本的な物理量のである圧力,流速,流体力の計測手法をテーマに取り上げ,それらの基礎的な事項から実際の計測事例について講師の方々に紹介していただきます.本講習会の対象者は,主に学部・大学院の学生,社会において実験流体を専門とする若手研究者です.多数のみなさまの参加をお待ちしております.
    定 員:60名程度
    聴講料:会員16,000円,会員外26,000円,
       学生員/大学院生の会員(正員)6,000円,一般学生 9, 000円.

5.第93期WG引継ぎ

2015年3月17日(火)14:00~14:30に渡部主査から第93期石井新主査,岩本新幹事にWG業務引継ぎを実施.

JSME-FED講習会予定(2014~2015年度)

 

No.

講習会名

開催日

会場

担当委員

2014年度

1

14-52

流体力学基礎講座 -基礎学理から数値流体力学・流体計測の基礎と実例まで-

2014.05.14,15

主婦会館プラザエフ

長津委員

2

14-49

CFDの基礎とノウハウ

2014.06.03

日本機械学会

守委員

3

14-78

実験流体力学 流体計測の基礎

2014.08.22

日本大学理工学部
駿河台キャンパス

関谷委員

4

14-74

流体騒音

2014.10.17

東京大学生産技術研究所

高石委員

5

14-133

流体現象のポスト処理 ~特徴物理量の抽出~

2014.12.18

日本機械学会

塚本委員
淺海委員

6

14-97

計算力学技術者(CAE技術者)資格認定試験対策講習会(関東地区)

2014.11.15,16

東京工業大学
大岡山キャンパス

岩本委員
深潟委員

7

14-98

計算力学技術者(CAE技術者)資格認定試験対策講習会(関西地区)

2014.11.29,30

大阪科学技術センター

岩本委員
深潟委員

2015年度

1

15-33

乱流モデルをいかに使うか

2015.05.29

日本機械学会

高橋委員

2

 

流体力学基礎講座 -基礎学理から数値流体力学・流体計測の基礎と実例まで-

2015.06.18,19

東京大学生産技術研究所

長津委員
田川委員

3

 

CFDの基礎とノウハウ

2015.07.07

東京大学生産技術研究所

焼野委員

4

 

実験流体力学 流体計測の基礎

2015.08. (予定)

日本大学理工学部
駿河台キャンパス

鈴木委員

5

 

トピックス企画

未定

未定

未定

6

 

計算力学技術者(CAE技術者)資格認定試験対策講習会(関東地区)

未定

未定

未定

7

 

計算力学技術者(CAE技術者)資格認定試験対策講習会(関西地区)

未定

未定

未定

更新日:2016.3.4