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機械工学年鑑「流体工学」(2009年版)

まえがき

 近年,重点4 分野としてIT,環境,バイオ(ライフサイエンス),ナノテクノロジー・材料の分野が指定され,これらに関連した多くの研究開発が推進されてきた.流体工学分野でも,これらの分野と関連または融合した研究が盛んである.また流体工学部門のHP に掲載されているニュースレターにおいては,2008 年度には特集テーマとして「次世代二相流研究」,「高クヌッセン数流れ(希薄気体流れからマイクロ気体流れまで)」,「再生可能エネルギーと流体工学」,「流体工学により解明される自然界,そこから生まれる新技術」の四つが取り上げられ,流体工学研究に関する新しい潮流が感じられる.ぜひ一度ご覧いただきたい.(社)日本機械学会論文集(以下,本会論文集)B 編2009 年3 月号では,「動力エネルギー技術シンポジウム」の特集が組まれ,原子力,混相流動,自然エネルギーなどに関した流体工学に関連した研究が数多く収録され,その幅の広さと関心の高さを示している.今後もエネルギー機器の省エネルギー化および高効率化に向けた流体工学の寄与が期待される.ここでは,流体工学研究全体の最近の研究動向を概観するよう努めた.なお,2008 年度の主なターボ機械の生産統計(動向と製作品)の詳細については,ターボ機械協会の発行の会誌「ターボ機械」2009 年8 月号またはターボ機械協会ホームページ(http://turbo-so.jp)を参照いただければ幸いである.

〔新美 智秀 名古屋大学〕

機械工学年鑑「流体工学」(2009年版)は,流体工学の分野において2008年1月から12月までの1年間に発行・出版された論文,解説,さらに技術の発展や動向を解説したものです.

機械工学年鑑「流体工学」2009年版(PDF)

 

更新日:2011.12.27