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流れ 2002年4月号 目次

  1. トピックス
    色素を用いて圧力をはかる -感圧塗料- 
    浅井圭介(航空宇宙技術研究所)
  2. 第79期流体工学部門講演会の概要
    実行委員会委員長 南部健一(東北大)
  3. 第1回「流れの夢コンテスト」開催にあたって
    第1回流れの夢コンテスト実行委員長 平原裕行(埼玉大)
  4. 関西支部流体工学懇話会(発足前後の私的な回想)
    東恒雄(大阪市立大)
  5. 会告
    第8回流れと遊ぶアイデアコンテスト 
  6. 報告
    第79期各委員会からの報告

 

第79期各委員会からの報告:技術委員会

第79期技術委員会活動報告(ダイジェスト版)

委員長: 速水 洋(九大)
幹事: 田中和博(九工大)
幹事: 山本 誠(東理大)

技術委員会は,講演会WG,講習会WG,学術・表彰WGから成り,それぞれの主査・幹事として藤井孝蔵(宇宙研)・谷口伸行(東大),大田黒俊夫(日立)・小川隆申(成蹊大),飯野利喜(日立)・小尾晋之助(慶応大)さんをはじめとする40名の委員の皆さんと活動して参りました.以下,簡単な報告をいたします.詳細な報告は各WGからの最終報告書をご参照ください(各WGの名前をクリックされると,該当する報告書にリンクしています).

1)講演会WG(主たる任務は,次年度の年次大会の企画・遂行と部門講演会への協力.)

・2001年度部門講演会(蔵王)を実施した.
・2002年度は日韓合同会議(名古屋)を部門講演会に代替する.
・2002年度年次大会(東大)の企画を行った.
・今後の部門講演会は,2003年度は関西で,2004年度は九州で開催する.

2)講習会WG(主たる任務は,昨年度のWGで企画された案を遂行することと,次年度企画案の作成.)

・2001年度に,講習会を3件(流体力学基礎講座,CFDトークイン,PCクラスタと流体のための並列プログラミング)実施した.その結果,175万円の黒字となった.
・2002年度開催に向けて4件(PCクラスタと流体のための並列化プログラミング,感圧塗料を用いた圧力計測技術 ,流体工学の不確かさ解析講座,流体力学基礎講座)を企画した.
・今後,継続的に遂行できるテーマと先端的トピックスに基づくテーマに分けて企画・実施予定である.

3)学術表彰WG(主たる任務は,各種の表彰候補者の選定.)

・部門賞6名(含外国人1名),一般表彰2名,貢献表彰2組を選考し,運営委員会に諮った.これらの表彰については日韓合同会議のために年次大会で行い,外国人受賞者には特別講演を依頼した.
・フェロー25名,油空圧機器論文賞1名を推薦した.
その中で,
・講演会WGからは,2002年度日韓合同会議における若手の優秀講演表彰とシニア会員の招待に関すること,
・講習会WGからは,他学協会との共催企画等に見られる学会の諸規定が基になった制約条件に関すること,
・学術・表彰WGからは,若い研究者を勇気付けるような表彰候補者選定も必要であることや,運営委員を始め会員からの積極的な推薦が行われるような取り組みや,企業からの受賞者を増やす方策に関すること,
などの問題点が出された.

(以上)



第79期技術委員会活動報告

委員長:

速水 洋(九大)
幹事: 田中和博(九工大)
幹事: 山本 誠(東理大)

1.講演会WG

主査:  藤井孝蔵(文部科学省)
幹事: 谷口伸行(東京大)
委員: 池川正人(日立製作所), 大庭芳則(石川島播磨重工業),大林 茂(東北大),小野謙二(東京大),酒井康彦(名古屋大),瀬戸口俊明(佐賀大),新関良樹(東芝),平原裕行(埼玉大),福西 祐(東北大学),古川雅人(九州大)

1‐1 WG委員会開催状況

● 第1回講演会WG委員会
日時:4月25日
場所:理想会館3階第1会議室(第1回技術委員会開催時に開催)

1.WGタスクの確認
前年度よりの引継事項の説明と次年度(2002年度)実施予定の講演会企画の確認
(2002年次大会と日韓流体工学合同会議(部門講演会に代替)).

2.年次大会での企画分担の決定
基調講演,WS企画,OS企画,技術レポート,フォーラム,トークイン,講演表彰,その他.

3.本年度部門講演会,年次大会で行わなければいけない事項の確認
蔵王での部門講演会における招待者,表彰など.
(追記)
(1)部門講演会(蔵王)での優秀講演賞決定の為,各セッション会場に置く評価用紙を作成した.
(2)本年作成した様式が今後も利用できるので引継ぎたい.
(3)評価を各セッション司会者にお願いすべきところが用紙だけが座長依頼とともに送付されてしまい,現地でのお願いになってしまった.評価法を含めたお願い状の送付に注意する.

● 第2回講演会WG委員会
日時:10月3日
場所:宮城蔵王ロイヤルホテル(部門講演会会場にて開催)
2002年次大会について
1. 役割分担の再確認と各担当からの進捗状況の説明.
2. 部門表彰については年次大会で行うことになった.
3. 部門同好会における話題提供は懇親会的な内容とする(これについては,同好会の前に表彰,海外からの受賞者の講演などが続くことから,最終的に今回は実施しないこととした).

 

1‐2 2002年度の企画

● 年次大会
場所:東京大学,日時:9月25~27日
実行委員会側の部門担当委員:東大荒川先生

● 日韓合同会議
場所:名古屋会議センター,日時:11月17~21日
名古屋大学酒井先生が幹事役とともに講演会WG中の担当委員

 

1-3 引継事項など

● 年次大会について:
1. 技術レポート「流体関連ヒット製品」がまだ2つしか埋まらない.テーマとして応募しづらい点があったかもしれない.事態を改善する為,現在の経済状況の中で技術レポートを担当するにはかなり強制力のある担当者が必要.部門関連研究者の協力も必要.早めに準備して,枠を埋めてしまう必要がある.

2. 実行委員会担当と講演会WGの担当事項があいまいであったため,部門同好会・表彰などの連絡で無駄な時間がかかった.今後,講演会WGの幹事クラスに実行委員会担当委員を含めること等を検討して,意思決定・情報連絡体制を整備すべきである.

3. 継続ワークショップなどの情報(企画内容,担当者)が引継で行われるとよい.期限が見えてきてから作業することが多かった.今後,年度のどの期間にどの作業を行うのかを委員長,幹事の方で予めまとめておき,第1回の委員会の際に指示して総ての作業を早めに準備をすることが望ましい.

● 日韓流体工学合同会議について:
担当者(名古屋大酒井先生)を決定し,進捗状況報告を受けた以外とくに作業なし.

● その他:
1. 部門同好会の予算,次年度の予算計上など予算に絡むことはWGで行うのかどうかが不明瞭であった.
2. 部門講演会(2002年度は日韓合同会議)における優秀講演表彰に関して,対象の決定,評価シートの準備,司会者への依頼を確実に実現する必要がある.また,その際の責任体制(実行者は実行委員会なのか,講演会WGなのか,また誰が何をすべきか)を早期に明確にしておくことが必要である.

(以上)

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2.講習会WG

主査: 

大田黒俊夫(日立製作所),

幹事:

小川隆申(成蹊大)

委員:

飯田明由(工学院大),江尻英治(千葉工業大),木倉宏成(東京工業大),坂本和之(石川島播磨重工業),中野 明(松下冷機),能見基彦(荏原製作所),松尾亜紀子(慶應義塾大),三神史彦(千葉大),宮地英生(ケイ・ジー・ティ)

2‐1  第79期講習会 (2001年度企画) の実施・決算報告

開催日/会場/参加者数 (予定数)/業務委託費/行事収支 (予算)

● No.01-33 流体力学基礎講座
2001年7月6, 7日/東京理科大学理窓会館/81名 (60名)/205,912円/526,172円 (24,500円)

● No.01-47 CFDトークイン
2001年9月21, 22日/箱根芦の湯「きのくにや」/23名 (25名)/114,112円/223,669円 (2,000円)

● No.01-48 PCクラスタと流体のための並列プログラミング
2001年10月25, 26日/理化学研究所/53名 (50名)/262,568円/998,669円 (374,000円)

業務委託費合計 582,592円,行事収支合計 1,748,510円(黒字)

2‐2 第80期講習会の企画

● 第80期は講習会のテーマを「継続テーマ」と「先端テーマ」に分類し,それぞれ以下の方針で企画することとした.

1.継続テーマは,会員や社会からのニーズが高く,毎年同様のテーマを継続して開講しても採算が確保できるもので,流体工学基礎講座,CFD, EFD講習会などが候補.
継続テーマに関してはパッケージ化を進める.すなわち,
(1) 標準的なテキストを定め,講師講習会を開くなどして講義内容を標準化し,運営事務局と講師の負担を軽くしたい.
(2) 講習会を全国いつでも開催できるようにするのが目標.今期は流体力学基礎講座の標準化を目指したが,標準テキストの出版とのタイミングが合わず,次年度に申し送ることとした.

2.先端テーマは,毎年趣向を変えてその時の話題となっている先端的なテーマを取り上げるもの.
(1)このテーマは企画に毎回労力を要するので,数を多くするわけにはいかないが,良いテーマを選ぶことができれば,集客力を確保できる可能性はある.
(2)しかし企画力によるところが大きく,各種講習会を開催している業者との競争でもあり,今後さらに検討を要する.

● 第80期に開催を予定している講習会は以下の通り.

1.PCクラスタと流体のための並列化プログラミング (期限付き継続テーマ)
5月9, 10日/理化学研究所(和光)/定員30名
(1)本テーマは計算力学部門との共催だが,アカウントは流体工学部門.
(2)現在は関心が高いので集客が見込めるが,流行りものなので長期にわたって継続するのは困難と思われる.

2.感圧塗料を用いた圧力計測技術 (先端テーマ)
7月18日/JSME会議室/定員40名
(1)本テーマは可視化情報学会主催で,機械学会は協賛のためアカウント無し.

3.流体工学の不確かさ解析講座 (先端テーマ)
9月10日/JSME会議室/定員41名
(1)本テーマは機械力学・計測制御部門との共催だが,アカウントは流体工学部門.

4.流体力学基礎講座 (継続テーマ)
9月12, 13日(予定)/JSME会議室/定員80名

5.検討したが企画に至らなかったテーマ

(a) EFD講習会 (PIVを企画したが他学会と競合しており,開催は困難と判断)
(b) 論文,プレゼンテーション (来年度に継続して検討)
(c) 流体工学が関係する再生可能エネルギーの話題 (来年度企画予定)

2‐3 引継事項など

● 前期(78期)からの引継ぎ事項の79期企画への反映について

1. 78期実施の企画は結果としてすべて採算がとれ,部門への繰入れ金が確保されたが,すべての企画においてかなり無理して参加者を集めた印象は拭えない.特に機器展示なしでは採算を確保するのが難しい.また,講師の旅費や宿泊費が収支を圧迫している.

2. 採算至上主義はとらず,どのような企画が会員に望まれているかを中心に企画をまず考えることとした.単発で終わるのでなく毎年継続して行えるような講習会の企画を中心に議論を進めた.2つの企画は参加者が集まれば次期も継続して実施できる.
(この点に関する今後の検討事項)
今期は集客で各方面に迷惑をかけなくても良いように留意して企画を進めてきた.企画の素人がボランティアでやっている以上,収益面での期待には限界があるし責任も取れない.講習会収入を学会や部門の財務構造の中でどのように位置付けるのか,学会・部門の上級レベルでの議論と合意が必要であろう.

3. 第1回WG会議(4月)以外は集まらず,すべてメーリングリストを利用して議論を進めた.議論を明確にすること,期限を含め賛否を問う形で進めることで特に問題は生じなかった.基本概要が決まった後は,企画ごとにグループを作り個別に議論した結果を全体としてまとめた.
(この点に関するコメント)
先期の方針を踏襲し完全にメーリングリスト上だけで議論を行った.会議は一度も開催していない.議論に時間がかかる,議論が低調になりがちなどの弊害はあるが,時間的制約が無いことのメリットのほうがはるかに大きい.

4.検討にのぼったが実施を見送った企画は以下の通りである.次期に継続検討されたい.詳細資料は次期幹事に問い合わせられたい.
(a) 資格対策講座
(b) アプリケーション対応型講習会
(c) 複合計測
(d) 英語での講演方法とプレゼンテーションテクニック
(その経緯)
上記のうち(a), (b)は開催の気運が盛り上がらず検討をするに至らなかった.(c)はEFDの一テーマとなりえたが,EFDは画像計測に絞って検討したため,検討項目から落ちた.(d)は講師確保の問題と,機械学会で開催することの意義で意見が分かれ,企画段階に至らなかった.

● 79期より80期への申し送り事項

1.講習会の収入が学会や部門にとって重要であるとして,収入を安定化させるためには,講義のみならず,通信教育の運営や企業内教育の請負など,他の手段にまで手を広げる必要性を感じる.PEの資格制度と絡めても良い.大きなテーマとなるが,機械学会の「事業」の一つとして学会全体のレベルでの議論を働きかけてはどうか?各本面に頭を下げて参加者を確保してもわずかな収益しか得られない現状は,すでに限界に来ている.
2.継続テーマはできる限りパッケージ化することが望ましいと考えるが,そこに至るまでにはかなりの労力が必要.やりくりをしながら進めるしかないが,教材そのものは既存のもの(特に海外の教材)を流用するなど工夫してはどうか?Web版のインタラクティブな教材も面白いが,これは教育産業のプロとの連携が必要.
3.先端テーマやハウツーものは毎回頭を悩ませる.たまたまその期のWG委員にアイデアマンや遂行能力に長けた人がいればよいが,自動的にテーマ候補とふさわしい講師名が調査できるような仕掛けは考えられないか?これは意外に簡単に実現できるかもしれない.
4.厳しい経済情勢が続くため,講習参加費が参加するかどうかの判断に大きく影響しているようである.今期実施の講習会に参加した正会員にヒアリングしたところ,参加費が1万円+α程度であれば参加しやすいとの回答が目立った.収益も大事であるが,集客を考慮した参加費の設定が重要.
5.機械学会のインフォメーションメールによる講習会の宣伝は,メール配信後に参加申込者が急増するなど,集客に大変効果があった.費用もかからないので,今後もうまく活用すべき.
6.機械学会の様々な規則が収益を損なうことがしばしばあった.例えば,講習会を他学会と共催する場合,業務委託費に関連して折り合いがつかず,結局,協賛となってしまった.また,参加者50名の講習会でありながら,機械学会総務課などへの配布分を含めると教材の印刷部数が120部になってしまい,印刷費が膨らんでしまった.こういった事態を避けるため,規則の弾力的な運用を学会に求める必要がある.

(以上)

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3.学術表彰WG
主査:  飯野利喜(日立製作所)
幹事: 小尾晋之助(慶應義塾大)
委員: 荒川忠一(東京大), 井小萩利明(東北大), 井上雅弘(九州大),
河合理文(石川島播磨重工業), 後藤 彰(荏原総研), 棚橋隆彦(慶應義塾大),
蔦原道久(神戸大), 中林功一(名古屋工業大), 新美智秀(名古屋大),
藤川重雄(北海道大), 望月 修(北海道大), 山本勝弘(早稲田大)

3‐1 活動経緯

● WG委員の選定を平成13年3月に行った.申し合わせにより,WG委員の任期は2年間であり,半数が交代した.任期を終えた委員に次期委員にふさわしい方の推薦を依頼し,主査・幹事を含め14名の委員を決定した.

● 第一回委員会を平成13年4月25日に開催し,年間スケジュールについて確認を行った.また,学会賞,部門賞候補の選定方法について確認した.

1.機械学会論文賞候補ならびに奨励賞(研究・技術)候補の選定を,下記の手順で行った.

・7月はじめ 幹事から論文推薦の依頼
・7月下旬 委員から候補論文の情報を幹事に送信
・7月末日ごろ 主査・幹事から委員に審査の依頼
・8月中旬 審査結果の集計
・8月22日 委員会開催

2.8月22日開催の委員会において,WG委員,運営委員から推薦のあった21編の論文について各委員からの評価点をもとに審議した結果,11件を論文賞に対する部門推薦とすることとした.また,奨励賞(研究・技術)候補に関しては,各委員からの評価をもとに審議した結果,10人(うち1名を技術,その他は研究)を部門推薦とすることとした.

3.学会事務局への提出書類準備期間が短期であったため,候補者それぞれに担当の委員を決定し,学会からの正式通知に並行して内定通知と推薦文の準備などを行った.

4.フェロー第1時候補者の部門推薦についてメールによる審議を行い,8月22日の委員会で25名の候補者が承認され,会員課へ通知された.

5.油空圧機器技術振興財団論文賞候補に関しては,専門分野を勘案し,山本委員を中心に選定をすることとなった.9月17日の推薦依頼に対し,11月30日までに(1)内容が油空圧学会に適していること,(2)レベルが過去の受賞論文と同等以上であること,(3)著者に油空圧学会会員が含まれていること,ただし過去の受賞者はなるべく避けること,を考慮して1名の候補者を推薦した.

6.部門賞について:機械学会誌11月号会告に公募を掲載し,候補を募集した.
部門運営委員,WG委員に対し,12月にメールで候補者推薦の呼びかけを行った.あわせて,今回は部門活性化のために外国人研究者を積極的に対象に含めることが委員長幹事会で決定した旨通知を行った.

7.候補者推薦の再度の依頼を,委員長幹事会および部門メーリングリスト宛てに1月に配信した.

8.2月28日開催の委員会において,審議の結果,部門賞候補7名(うち外国人1名),一般表彰(フロンティア)2名,ならびに貢献表彰2組を決定した.また,貢献表彰は2組5名となった.

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3‐2 特記事項

2月28日開催の委員会で,部門表彰に関する事項の確認と意見交換があった.

● 確認事項
1.流体工学部門の部門賞は最大7名(登録会員数より)とする.
2.部門賞は一旦受賞すると再度の受賞はできない.1999年から形式が変更されたが,それ以前の「功績賞」との重複について留意する必要がある.
3.フロンティア,貢献表彰は複数回の受賞が可能である.

● 主な意見
1.部門賞は単に部門の役職経験者に授賞するものではない.
2.フロンティア表彰は単一の論文に対して授賞するものではない.
3.運営委員ほかへの呼びかけに対して反応が芳しくなかった.より積極的なアピールが必要である.
4.学術表彰WG委員会が候補を出し,議論するという方法がこれまでも行われてきた.
5.部門長から,巻頭言での部門賞への積極的な呼びかけを依頼する,運営委員に対して候補者推薦を強く依頼する,等の方策が必要.
6.過去の受賞者から,次の受賞者の顔ぶれが想像されてしまうことが推薦が芳しくない原因ではないか.
7.若い研究者をエンカレッジするような候補者の選定が重要であり,特にフロンティア表彰ではその点が考慮されるべきだ.
8.規定を遵守し,選考プロセスが一般会員に対して公開されるよう留意すべきである.
9.委員会では判断のために候補者に関して資料が必要である.
10.企業からの受賞者を増やす方策が必要ではないか.

更新日:2002.4