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第90期 (2012年度)流体工学部門 一般表彰(貢献表彰)

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一般表彰(貢献表彰)


石綿 良三(神奈川工科大学)

受賞理由:

 長年にわたり「流れのふしぎ展」,「流れのふしぎ科学教室」を開催するなど,流体工学に関する広報活動に対して多大な貢献をし,また,部門ホームページ「楽しい流れの実験教室」に数多くのコンテンツを提供するなど,部門の情報発信にも多大な貢献をした.

受賞のコメント:

貢献表彰を受けて(流れのふしぎから楽しい流れへ)

 今回,流体工学部門より貢献表彰を受け,推薦いただいた方々に深く感謝申し上げます.表彰理由を拝見いたしますと,長年にわたり「流れのふしぎ展」,「流れのふしぎ科学教室」,「楽しい流れの実験教室」による貢献とあります.折角の機会ですので,それぞれについて簡単に紹介させていただくことにします.

  まず「流れのふしぎ展」は,1995年の流体工学部門講演会(神奈川工科大学)において一般開放行事として「流れと遊ぶアイデアコンテスト」を開催したことから始まります.このときは「ウインドカー部門」と「噴水部門」の2種目を行い,空気や水を使ったアイデアを競うものでした.2003年の第9回までは神奈川工科大学を会場に,2004年の第10回からは日本科学未来館に会場を移し,従来のアイデアコンテストに加えて一般来訪者向けの体験型展示や科学講演などを行い,現在のスタイルになりました.2005年からは「流れのふしぎ展」と名称変更し,今年8月の第18回へと至っております.例年、2000名を超す来訪者があり,80名ほどのスタッフの献身的な努力に支えられています.

  「流れのふしぎ科学教室」は青少年を対象とした実験教室と教員(小中高校)・科学ボランティアを対象とした研修会とから構成されており,2009年盛岡から2012年金沢まで,毎年年次大会に合わせて実施してきました.各地で実行委員になられた先生方には大変お世話になりました.

  「楽しい流れの実験教室」は流体工学部門HPで公開している一般向けの実験動画です.身のまわりのものでできる簡単な実験を通じて流体力学に親しんでもらおうとの目的で題材の提供を続けています(現在約60件).本ページを立ち上げ,軌道に乗せられてきた広報委員の方々のご努力によって成り立っています.そろそろネタが枯渇しつつありますが,何とか続けていこうと思っています.

 以上のように大変多くの方々に支えられてきたことは幸運であり,深く感謝しております.ありがとうございました.

一般表彰(貢献表彰)


伊藤 慎一郎(工学院大学)

受賞理由:

 長年にわたり部門講習会「流体力学基礎講座」における企画担当委員および講師として活躍し,流体工学に関する教育活動に対して多大な貢献をした.

受賞のコメント:

 このたびは,流体工学部門貢献表彰という栄えある賞をいただき,大変光栄に存じます.これまでご指導,ご協力下さった方々に厚く御礼申し上げます.

 私は,第86~89期講習会WG委員講習会の企画・運営に当たりました.そして現在も,90期主査として担当しております.歴代の主査,幹事の河合 理文さん(IHI),石川 仁 さん(東京理科大学),渋川 直紀さん(東芝(株)),関下信正さん(豊橋技術科学大学),横野 泰之さん(東京大学),深潟康二先生(慶応義塾大学),能見 基彦さん(荏原製作所),渡邉聡さん(九州大学)には実務面でお世話になりました.渡邊さんには現在もナイスサポートをいただいております.このほかにも各期で素晴らしい委員の方々といっしょに仕事ができたことは感謝にたえません.また事務局の熊谷理香さん,曽根原雅代さん,滝本 真也さんにも本当にお世話になりました.

  この講習会は,流体工学部門ならびに日本機械学会会員の皆様に直接寄与できる重要な活動であり,それにささやかながらお役に立てたと,大変嬉しく思います.

 今後も流体工学部門と流体工学が益々発展するよう願っております.

一般表彰(貢献表彰)


武居 昌宏(千葉大学)

受賞理由:

 ASME-JSME-KSME合同流体工学会議(AJK2011)総務担当副議長として数々の難しい調整に奔走し,会議を大成功に導くことにより,流体工学部門の運営に多大な貢献をした.

受賞のコメント:

 このたび、(社)日本機械学会流体工学部門貢献表彰を受賞することができまして、大変光栄に存じます。この受賞は、平成23年7月24日(日)~平成23年7月29日(金)、静岡県浜松市のアクトシティコングレスセンターにて開催されたASME-JSME-KSME合同流体工学会議(AKJ2011)で、私が総務担当の副委員長を担当させていただき、その貢献が高く評価されたものと思っております。この国際会議は、今までのASME-JSMEだけではなく、初めて3つの組織ASME-JSME-KSMEの流体工学部門が合同で行うものであり、この成功が将来の組織運営に大きく左右することから、大きなプレッシャーがありました。そのため、3組織の調整には、非常に多くの時間と労力が必要でありました。未曾有の大震災の直後であり、講演数参加者数が激減するのではないかと心配しておりましたが、多くのキャンセルがあったものの、最終的には32か国から636件の講演があり、成功裏に終了できたことにこの上ない喜びを感じております。この国際会議の成功は、東京大学の松本洋一郎実行委員長、㈱荏原製作所の後藤彰企画担当副委員長、名古屋大学の酒井康彦論文担当副委員長をはじめ、陰ながらご尽力されたAJK2011実行委員会の皆様、武居研研究室秘書の山崎ゆかりさん、佐野俊恵さん、ポスドク研究員、大学院生の皆さんらが、一丸となって邁進したチームワークのたまものでございます。この場を借りて、皆様方に御礼申し上げます。

一般表彰(貢献表彰)


木下 幸一(東京ダイレック(株))

受賞理由:

 広報委員会第88期幹事および第89期委員長として部門の広報活動に尽力するとともに,企業人の視点を活かして流体工学部門の運営に多大な貢献をした.

受賞のコメント:

 この度,流体工学部門・一般表彰(貢献表彰)を頂くことになり感謝の思いでいっぱいであると共に,このような名誉な賞を頂けることに恐縮するばかりであります.

  第88期,89期の2年間,広報委員会幹事,委員長を務めさせていただきました.歴代広報委員の方々が築き上げられた委員会をうまくまとめることができるのか,どのように運営していけばよいのか,また流体工学部門の皆様に遅延なく情報を発信することができるのか不安の毎日でありましたが,関係各位のご協力を頂き職務を無事遂行することができました.誠に有り難うございました.

  また神奈川工科大学の石渡先生に於かれましては「楽しい流れの実験教室」,「ニューズレータ」では多くの執筆者の皆様にご協力を頂きました.広報担当側でありながら,動画配信,また最新研究内容に毎回ワクワクさせていただきました.流体工学部門ホームページが内外ともに高い評価を頂くことができましたのも皆様方のご尽力によるものであります.この場を借りて御礼申し上げます.

  今後ご担当される委員の方々に於かれましては,より充実したホームページを作成して頂きたいと切に願っております.

 最後になりますが,ご推薦頂いた方々,ならびに関係各位に深く御礼申し上げます共に,流体工学部門のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます.

更新日:2012.12.26