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A-TS 05-25 機能性流体工学研究会

主 査: 高奈 秀匡 (東北大学)
幹 事: 岩本 悠宏 (名古屋工業大学)
     本澤 政明 (静岡大学)

報告事項:
 本研究会は,機能性流体工学のフロンティア応用展開を目指し,約30名の大学・公的研究機関・企業の委員,および主査 高奈秀匡(東北大学),幹事 岩本悠宏(名古屋工業大学),本澤政明(静岡大学)により2021年4月に発足した。本研究会の目的は,①機能性流体研究コミュニティーの拡大と分野を超えた学際的研究の展開,②機能性流体工学を基盤とした新たなフロンティア流体工学分野の開拓,③機能性流体工学分野における世界をリードする研究成果の創出,④当該分野における国際的な研究動向の調査,である。

 今期は,19th International Conference on Flow Dynamics (Sendai, Japan)においてオーガナイズセッション「Advanced Applications of Multi-functional Fluids」を企画し,最新の機能性流体研究に関する1件の招待講演,12件の口頭発表があった。また,機械学会第100期流体工学部門講演会においてオーガナイズセッション「機能性流体を基盤としたフロンティア流体工学への新展開」を企画し,12件の口頭発表があった。さらに3回の研究会を対面とオンラインのハイブリット形式で開催し,毎回2名の委員より当該分野の最先端研究が紹介されるとともに,活発な議論と相互の情報交換がなされた。タイトルと発表は下記の通りである。

第4回研究会,2022年5月16日(月),Zoom開催
  山西陽子委員(九州大学),「電界誘起気泡によるバイオメディカル機能創発」
  竹村研治郎委員(慶応義塾大学),「電界共役流体の基礎とソフトロボット/マイクロTASへの応用」
第5回研究会,2022年8月8日(月),東北大学&Zoom会議ハイブリッド
  小原弘道委員(東京都立大学),「流れと機能を考える臓器工学」
  本澤政明委員(静岡大学),「粘弾性流体・磁気機能性流体の流体機能と新たな応用への展開」
第6回研究会,2023年1月16日(月),都立大学南大沢キャンパス&Zoom会議ハイブリッド
  土井謙太郎委員(豊橋技術科学大学),「ナノ構造を用いた局所計測技術の現状と展開」
  川原田光典委員(自動車技術総合機構 交通安全環境研究所),「自動車と流体計測」

 なお,コロナ規制の緩和を受け,第6回研究会では対面での研究室見学会も実施し,より密な委員同士の相互交流を実施することができた。

 本研究会の活動内容や計画は本研究会ホームページでも公開しており,今後も広く機能性流体工学に興味のある方々に当該分野の最新情報を発信していく予定である。

その他:
機能性流体工学研究会URL:http://www.ifs.tohoku.ac.jp/takana/ffluid/index.html

更新日:2024.1.24