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空中合体するカップ

まずは見てみよう!

どんな実験?

実験手順と種あかし

  • おかず入れやカップケーキを作るときに使うカップを二つ用意し、上下に間をあけて落とします。
  • 二つのカップは途中で合体して、いっしょに落ちていきます。
  • 二つのカップの間でははく離が起こり、圧力が小さくなります。そのため上のカップにはたらく空気抵抗が小さくなり、速く落ちて下のカップに追いつくのです。あるいは下のカップが風を妨げて上のカップの空気抵抗を小さくしたと説明することもできます。
  • 上のカップが左右にずれると、はみ出した部分に下からの流れが当たり、カップを中央に戻そうとする方向に力がはたらきます。そのため二つのカップがうまく重なるのです。ただし、上下の間を広く開けすぎるとうまくできません。
【キーワード】 空気抵抗、終端速度
【関連項目】

ゆっくり落ちるカップ大きなものの後ろは得をする

【参考】 日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P136-139.
石綿良三「図解雑学流体力学」ナツメ社、P66-69.

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更新日:2015.6.1