ミニチュアドーム

まずは見てみよう！

どんな実験？

実験手順と種あかし

• 簡単にできるミニチュアドームを作ってみましょう。
• 割りばしの先に画びょうを刺します。これに水を当てるとドームができます。
• はじめは、小さめにドームを作っておきます。これに指をふれると、ドームが大きくなります。ペットボトルのときと同じ現象が起こります。水の膜を切りさいて表面張力のはたらきを弱めたのです。
• 一度大きくなったドームは水の膜が修復されると再び表面張力が大きくなりますので、少しずつドームは小さくなっていきます。小さくなったドームに触れると、再び大きくなって同じ現象を繰り返します。表面張力のはたらきは小さいものほど強くあらわれますのでこのようなことができるのです。ペットボトルの大きさで実験すると、これほど明確にはあらわれません。
• 同じことは、食器洗い洗剤を吹きかけても起こります。食器洗い洗剤を薄めたものをスプレーで吹きかけると、ドームは大きくなります。やはり、表面張力のはたらきを弱めることでドームは大きくなります。
• 表面張力のはたらきは、小さなものほど強くあらわれます。ペットボトルで実験するよりも画びょうのほうがうまく実験できます（水も節約できます）。
• この実験動画はJSPS科研費 18K03956の助成を受けて制作しました。

【注意】	実験で水を使いますが、水は大切な資源です。むだにしないように使った水をためておいてお風呂、そうじ、植木の水やりなどに利用してください。
【キーワード】	表面張力、慣性
【関連項目】	水のドームが大きくなる理由、食器洗い洗剤でドームを大きく
【参考】	石綿良三・根本光正「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P62－67. 石綿良三「図解雑学流体力学」ナツメ社、P48－49.

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