部門賞

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第89期 (2011年度)流体工学部門 一般表彰(貢献表彰)

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一般表彰(貢献表彰)


中野 政身(東北大学)

受賞理由:

 第88期流体工学部門講演会の実行委員長として講演会実行委員会を組織し,講演会の企画・運営に精力的に取り組み,講演会を成功に導くことにより,流体工学部門の運営に多大な貢献をした.

受賞のコメント:

 2010年10月30日(土),31日(日)の両日にわたって,上杉の城下町で知られる山形県米沢市にある山形大学工学部において,紅葉で美しく彩られ山々に囲まれて,第88期日本機械学会流体工学部門講演会を開催させて頂きました.その実行委員長として,実行委員会を組織して講演会の企画・運営を行い,滞りなく講演会を成功に導くことができたことで貢献表彰を頂くことになり,大変光栄に存じております.

 会場である山形大学工学部の先生方を主に現地実行委員会を組織し,かつ東北大学を中心に東北支部でご活躍の先生方にも広く実行委員会に加わっていただいてOSやWSを企画頂くなど,できるだけ東北地区の特徴がだせるよう工夫致しました.講演募集からプログラム編成は主に東北大学のメンバーを中心に多大なご支援を頂き,会場の準備から当日の設営と運営については主に現地実行委員会メンバーの皆様の献身的なご協力を頂き,3件の特別講演,カタログ・機器展示,流れの夢コンテスト,懇親会なども含めて講演会は大変盛況の内に終えることができました.今回の貢献表彰は,4名の幹事をはじめとする実行委員会を代表して頂いたものと思っております.関係各位に心より御礼申し上げます.

一般表彰(貢献表彰)


細川 茂雄(神戸大学)

受賞理由:

 流体工学部門広報委員会の幹事・委員長として2期にわたって部門の広報活動に精力的に取り組み,情報発信環境の整備や渉外活動など部門の情報発信に多大な貢献をした.

受賞のコメント:

 この度,栄えある流体工学部門・一般表彰(貢献表彰)を頂くことになり,大変光栄に存じます.第87,88期の流体工学部門広報委員会の委員長・幹事として活動に携わる機会を頂き,この間,通常の広報委員会活動に加え,インフォメーションメールの移行,ホームページの充実,流れの夢コンテスト実施形態の検討などに取り組んで参りました.これらの活動は,もちろん広報委員会委員の方々のご尽力によるものであり,今回の受賞も第87,88期の委員各位ならびに歴代広報委員を始めとする関係各位の活動が評価されたものと思います.私自身が行って来た事はその一部であり,今回の表彰を頂くにあたり大変恐縮いたしておりますとともに,関係各位に厚く御礼申し上げる次第です.

 インフォメーションメールへの移行に関しましては,より質の高い情報提供を実現するため,従来に比べ発信可能な内容を制限させて頂きました.皆様にはご迷惑をおかけした点も少なからずあろうかと存じますが,今後ともご理解とご協力のほど,宜しくお願い申し上げます.また,石綿先生(神奈川工業大学)の多大なるご尽力を得て掲載している「楽しい流れの実験教室」をはじめとする若手への啓蒙活動に関しては学会外からも高い評価を受けており,学会外への紹介や賞への推薦の申し出等のご連絡を頂き,適宜対応して参りました.この機会に皆様にご紹介するとともに,今後ますますのご協力をお願いさせて頂きたいと思います.

 最後になりましたが,ご推薦頂いた方々ならびに関係各位に深く御礼申し上げますとともに,流体工学部門のますますの発展をお祈り申し上げます.  

一般表彰(貢献表彰)


河合 理文((株)IHI)

受賞理由:

 広報委員長として指導力を発揮するとともに,講習会WG主査として4回の講習会開催に尽力するなど,多くの部門の役職を歴任し,企業人の視点を活かして流体工学部門の運営に多大な貢献をした.

受賞のコメント:

 このたびは,流体工学部門貢献表彰という栄えある賞をいただき,大変喜んでいます.延々と仕事をしてきたことが評価されてのものと思い,信濃町に通い続けた甲斐があったというものです.ありがとうございました.

  部門での活動が始まったのは2003年度の広報委員会で,ニュースレター「流れ」の2003年12月号編集担当となりました.この月は記念すべきライト兄弟からちょうど百周年! これをテーマにしない法はないと(新参者ながら)力説し,「動力飛行百周年」のテーマが決まりました.そして会社の大先輩で模型飛行機の大家がいたことから,自宅におじゃまして撮影や取材を行い,また手書きの原稿をタイプするなどして記事をまとめました.発行日も初飛行の日に合わせようとがんばり,2003年12月17日に公開することができました(1)

  このときの活躍(?)が次期の高橋勉委員長(長岡技術科学大学)に認められ,ホームページ全体をチェックする役目を仰せつかり,そのまま広報委員会幹事から委員長になってしまいました.以後,講習会WG,総務委員会,講演会WG,そして今期の編集・企画WGの主査・委員長を依頼され,頼んでいただけるうちはがんばろうと非力ながら務めてきました.実務においては幹事諸氏が全面的に活躍してくださいました:深潟康二さん(慶応義塾大学),小出瑞康さん(新潟産業大学),石川仁さん(東京理科大学),岩本薫さん(東京農工大学),渡邉聡さん(九州大学),関下信正さん(豊橋技術科学大学).いまリストアップしてもなんとすばらしい方々といっしょに仕事ができたのだろうと感謝にたえません.また事務局の熊谷理香さん,曽根原雅代さんにも本当にお世話になりました.

  この間,流体工学部門の活動は,多少の波風(一時の財政不安,学会本部との調整,国際会議の展望等)はあったものの,おおむね順調に推移していると考えられます.その中にあって,企業会員の学会活動への参加促進はずっと続く課題として横たわっています.会員数の停滞や和文論文集の件数減少も企業会員の活性化によって改善されると長く言われてきました.私なりに企業出身者として部門活動に精を出し,また数値流体力学シンポジウムやAJK2011において「産業機器における流れ」のセッションを企画するなどしてきましたが,さらに活発な取り組みが求められています.これを読まれた企業会員のみなさん,論文投稿,講演会,そして部門の委員会諸活動に参加してみませんか?

(1) http://www.jsme-fed.org/newsletters/2003_12/no4.html
   更新日は12/7となっていますが,実際に公開・アナウンスされたのは12/17でした.

更新日:2011.10.6